遮光グラスを使って太陽を確実に見つける方法

金環日食まであと1ヶ月切りました。
メディアの露出も増えてきているので、日食観測の準備を始めている方も多いんじゃないかと思います。
日食を観測するのに絶対必須のアイテムが遮光グラスなんですが、これを装着した状態で太陽を見つけるのって非常に難しいんですよね。
何しろ減光率が10万分の1ですから、太陽以外は全く見えません。
かといって裸眼で太陽を見てしまうと、確実に目を痛めます。
見えないものを見つけるために見てしまうわけに行かないこの難しさ。さぁ、困った。
まぁ、慣れれば額で太陽を見つけることもできるんですが。
# 額が一番暖かい方向を向く

そこで、遮光グラスを使用していても確実に太陽を視野に入れる方法を考えてみました。

1. 太陽を背に向けて、自分自身の影に正対する。
2. 下を向いたまま、回れ右をする。
3. 下を向いたまま遮光グラスを装着し、顔を上げる。

実際にやってみると、気持ち悪いくらい一発で見つけられます。
特に、小学生くらいの子供さんに観測させる場合にはオススメ。
あと、双眼鏡で観測する場合。
小学校で叩き込まれる「回れ右」ってかなり厳密に180度回転できますから、視野の狭い双眼鏡でも有効なはずです。


さて遮光グラスを使ったからと言って、安全に太陽観測ができるとは限りません。
正しく使わなければ事故の元です。
遮光グラスの付け外しは、必ず下を向いて行いましょう。
また、遮光グラスは側面を両手で覆って、確実にホールドしてください。