ヘルメット

工事現場ではヘルメットの着用が義務づけられます。
素人目にはどうやったら頭をぶつけるんだよと言う場所は多々あるんですが、それでも不測の事態って起こるんですよ。
たとえば目の前に垂れ下がっているパイプにぶつけたり、ちょっぴり張り出したパレットの角にぶつけたり。
高所作業車の近くでは上からモノが降ってくる可能性がありますし、地面を掘っていれば壁に頭を打ち付けることだってあるわけです。
職人さんのヘルメットを見てみると、表面がそりゃもうガサガサです。
手荒に扱っているせいもあるでしょうが、実際にぶつけた回数も数多いんじゃないかと。
まだ数回しか現場に出ていない私ですら、ヘルメットがなかったら出血騒ぎを起こしただろうなというケースが何度かありました。
# 前述のパイプやパレットの件なんかは、もろに私の経験orz

さすがにヘルメットは誰でも着用してくれてるんですが、安全帯なんかはなかなか使ってくれないのが困りものです。
特に経験のある職人さんだと落ちるわけがないと思っているんでしょうが、いつ起こるかわからないから不測の事態なんですよね……
大手のゼネコンだと、安全帯は二本着用する義務があるそうです。
例え一本切れても、もう一本で支えることができるからだとか。
ディズニーランドの天井灯は基部での据え付けの他に安全ワイヤーまで張ってあるという話を思い出しました。

参考:「ディズニーランドが苦手な俺が行ってきた」の48


さて、ふと思ったこと。
プログラマーがその気になれば、かなりの危険予知ができるんじゃないかな、と。
プログラマーとかSEと呼ばれる人は物事を細分化して検討するのが仕事ですから、かなりの想定能力を持っています。
私の経験ですが、工場での工事では、ほぼチラ見でも職人さんたちの動線を見抜くことができました。
あとは動線近辺に転がっているモノを片付けたり、トラップになりそうなモノを始末したりすれば、安全性は非常に高まるでしょう。

世の中には様々な安全用品があります。
これらのポテンシャルを完全に引き出すことができるのは、意外とSEと呼ばれる人かもしれません。